ポルトガルのリスボンで開催された仮想通貨ソラナの年次集会「ブレイクポイント2022」で、ソラナはスマートフォンの発売、分散型アプリケーション(DApp)ストア、グーグルクラウドとの提携などを発表した。

11月4日から11月7日まで4日間予定されているブレイクポイント2022は、同時開催されている4つの会場のうちの1つだけで13,000人を動員したという。

ソラナストアのQRコード・ギブアウェイとGeoNFT

会場にはソラナの共同創業者であるラジ・ゴカル氏やソラナ・ラボの共同創業者アナトリー・ヤコベンコ氏が登壇した。

ソラナ・スペースのCEO兼創業者であるビブー・ノルビー氏が登壇し、参加者にQRコードをスキャンしてプレゼントに参加するよう求めながら、インタラクティブなプレゼンテーションを行なった。

さらにノルビー氏は、マイアミにあるソラナ・ストアを公開し、上の写真のように店舗をチェックする人々のビデオを紹介した。

「誰でも、どこでも、自分のソラナ・ストアを作ることができるようになった」

ノルビー氏は、ソラナストアの構築プロセスを説明しながら、ユーザーが自分の街のエリアをジオタグ化できるGeoNFT実装の開始を発表した。

「GeoNFTを持っていれば、その地域にソラナストアをオープンする独占的な権利と1対1で交換できる」

GeoNFTによって、ソラナはビジネスを始めたいと考えている起業家に力を与えることを目指している。

2023年初頭に予約受付を開始するソラナスマートフォン

さらに次期スマートフォンの発売も発表した。ソラナスマートフォンの予約は2023年に開始されるという。具体的な発売日は不明だ。

ソラナスマートフォンには、仮想通貨ウォレットの秘密鍵を安全に保管する機能が備えられている。ソラナスマートフォンは、ArmベースのSoCを搭載したクアルコムのチップセットを搭載し、より高い生産性を可能にする。

コインテレグラフ、間もなく発売されるソラナスマートフォンのデモを撮影した

dAppストア

Web3の混乱に備え、ソラナはSolana App Storeの立ち上げを発表した。ユーザービリティ向上のために課金、収益、手数料を廃止する。さらに、2023年1月に利用開始のための応募が開始されることを発表した。

グーグルクラウドが間もなくソラナのノードバリデータに

グーグルクラウドはブロックを生産するソラナバリデーターを構築し、ネットワークに参加する。

10月27日に初めて発表されたグーグル・クラウドのブロックチェーン・ノード・エンジンは、2023年からソラナチェーンに搭載される予定だ。この統合により、ユーザーはクラウド上でソラナの専用ノードを立ち上げることができるようになる。

さらに、グーグル・クラウドは来年までにソラナのデータをインデックス化し、完全管理型のサーバーレスデータウェアハウスであるBigQueryに取り込み、開発者が過去のデータにアクセスしやすくする。