2週間前にハッキングを受けた仮想通貨取引所クリプトピア 再び仮想通貨が流出か=調査会社がレポート

2週間前にハッキングを受けたニュージーランドの仮想通貨取引所クリプトピア(Cryptopia)で再びハッキング事件が発生したようだ。ブロックチェーン関連の調査を手掛けるエレメンタス社が29日にレポートを発表した。ハッキング攻撃をした犯人は同一人物とみられ、18万ドル(約1960万円)のイーサリアムを盗み出した。

1月15日、クリプトピアでハッキング事件が発覚した後、同取引所はサービスを停止している。クリプトピアによれば、ハッキングは14日に発生。当初、取引所側は予定外のメンテナンスだと発表していたが、15日にハッキングがあったことを公表した。

1月20日、エレメンタスは1600万ドル(17.5億円)相当のイーサリアムとERC20トークンが盗まれたとするレポートを公表。この調査によると、クリプトピアの2つのコアウォレットから仮想通貨が引き出されていた。

今日のエレメンタスのレポートによれば、ハッキング攻撃は続いており、クリプトピアの1万7000のウォレットから1675ETH(18万ドル相当)を盗み出し、特定のアドレスに移された。さらに、被害を受けた1万7000のウォレットの5000のウォレットは、最初のハッキングの際には空だったが、その後入金されていたものだという(エレメンタスは、マイニングの収益が自動的に入金されたものと分析している)。

エレメンタスは、今回盗まれた仮想通貨が、最終的に前回のハッキングで使われたアドレスに移されたことから、同一の犯人がクリプトピアに再び攻撃を行ったと分析している。エレメンタスは関与が疑われるアドレスに対して、注意を払うよう警告している。

エレメンタスは、クリプトピア側はイーサリアムのウォレットをコントロールできておらず、ハッカー側がコントロールできる状況だと結論づけている。

Cryptopia(クリプトピア)とは、2015年に設立されたニュージーランドに拠点を置く仮想通貨取引所。創業者はRob Dawson氏とAdam Clark氏。彼らの趣味の延長線上に立ち上げられたと言われるクリプトピアは、人気の確立していない仮想通貨(通称:草コイン)の取引で有名。2018年初旬には140万を超えるユーザーを獲得するなど成長著しい取引所として注目されていた。しかし、2019年1月に17億円相当とみられる仮想通貨のハッキング被害にあい、取引の一時停止を余儀なくされた。

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