ペイパル効果で年初来高値更新　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ビットコインキャッシュ・ライトコイン

BTC/USD

仮想通貨（暗号資産）ビットコイン(BTC)は10月20日に上昇チャンネルのレジスタンスラインを超えて急騰した。今日の急激な上昇に続いて、強気派が12,460ドルの堅固な直上のレジスタンスの上に押し上げた。

52週目の新高値は一般的に強気のサインだ。上昇チャンネルのブレイクアウトにより、BTC/USDペアは12,975ドルを超えており、この上昇が続けば14,000ドルまで伸びるだろう。

現在の上昇の動きは、相対力指数を80に押し上げている。以前の例では、RSIが80を超えると調整のリスクが高まることが示されている。

これまでのレジスタンスとなっていた12,000ドルがサポートとなっており、弱気かどうかを示す最初の兆候は、このレベルを下回るかだ。

反対に強気派が12,000ドルで次の調整を阻止することができれば、それは強さのシグナルとなり、上昇の再開の可能性が高まる。

イーサ（ETH）は、ここ数日、20日指数移動平均線（370ドル）の上で推移している。弱気派はこのサポートを破ろうとしていたが失敗し、395ドルの直上のレジスタンスの上に価格を維持しようとしている積極的な強気派からの買いを引き付けている。

これが成功すれば、478ドルを目標とする上昇トライアングルパターンが完成する。緩やかに上昇している20日EMAと、RSIが61を超えていることから、強気派が優勢になっていることがわかる。

しかし、弱気派はそう簡単にタオルを投げることはしないだろう。彼らは395ドルの上値抵抗を守ろうとするだろう。ETH/USDペアが現在のレベルから下降し、上昇トレンドラインを下回れば、弱気のシグナルとなる。

XRPは現在、0.26ドルと0.2295ドルの間のレンジ幅で推移している。過去2日間、移動平均線の上を維持することができなかったが、現在は移動平均線の上に価格を押し上げている。

もし、強気派が勢いを維持し、価格を0.26ドル以上に押し上げることができれば、XRP/USDペアは、逆三尊を完成させる。この設定は0.30ドルを目標としている。

この仮定に反して、強気派が価格を0.26ドル以上に押し上げることに失敗した場合、弱気派は再び移動平均線の下に価格を沈めようとするだろう。この試みが成功した場合、さらに数日の間、レンジ内での滞在を延長する可能性がある。

ビットコインキャッシュ(BCH)は、10月20日に242ドルの重要なサポートを下回ったが、弱気派はこの流れを利用できなかったようだ。

BCH/USDペアは急上昇しており、これは、強気の買いと、200ドルまで下落することを期待してショートポジションを持っている積極的な弱気派がショートカバーしていることを示している。

強気派が勢いを維持し、価格を266.46ドル以上に押し上げることができれば、280ドルまで上昇し、その後300ドルまで上昇する可能性がある。RSIが50から跳ね返ってきたことは強さを示している。

もしも、237.69ドルを下回れば、このポジティブな見方は無効になる。

ライトコイン(LTC)の価格は本日急騰し、51〜52.36ドルの重要な上値レジスタンスゾーンに到達した。このゾーンの上で終値を迎えれば、逆三尊を完成させることができる。

移動平均線が強気を示すクロスオーバーとなり、RSIが63以上に上昇していることから、現在のターゲットは61ドルだ。

弱気派はレジスタンスゾーンで厳しい試練に直面することになるだろう。現在の水準からの引き戻しが浅い場合は、トレーダーがレジスタンスで利益を計上していないことを示唆しており、新たな上昇トレンドが始まる可能性が高くなる。

逆に、価格が現在のレベルから下降し、強気派が50ドル以上の下落を阻止できなかった場合、LTC/USDペアは再び移動平均線まで下降する可能性がある。

翻訳・編集　コインテレグラフジャパン

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています

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