ウィルス対策ソフト「マカフィー」の創業者のマカフィー氏は、ビットコインが2020年までに100万ドル(1億700万円)に到達するという予想を据え置いた。今回はすでに大量のビットコインが行方不明になっていることを理由にあげている。先月30日のフォーブスが報じた。
2020年の米大統領選にも出馬するマカフィー氏は、ビットコインの上昇圧力は「不足状態」に起因すると指摘。ビットコインの供給量は2100万BTCに限られているが、マカフィー氏はすでに多くのビットコインが永遠に失われた状態と述べた。
「現実を見よう。たった2100万BTCのうち、700万は永遠に失われた。そしてもし(ビットコイン創設者の)サトシが死んでいたら、それプラス2、300万BTCが失われることになる」
マカフィー氏によると、世界の金融取引の5%をビットコインが占めるようになれば100万ドルに到達し、10%になれば1000万ドルになると主張。100万ドルの方を選ぶ自身について「かなり保守的な人間だ」と笑ったという。
ただマカフィー氏は、ビットコインは価値保存手段でありそれ以外はないとみている。
「もし3000ドルになっても気にしない。上がるだろう。我々はそれを知っている」と付け加えた。
マカフィー氏は、短期でのビットコイン価格変動に動揺するコミュニティーに対して「笑っちまうぜ」と発言していた。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版