中国発の大手仮想通貨取引所フォビが仮想通貨デリバティブ(派生商品)サービス展開に向け本格的に動き出した。

同社は今日、「フォビ・デリバティブ・マーケット(フォビDM、Huobi DM)」ベータ版の立ち上げを発表。今日ニューヨークで開かれた業界カンファレンスにも登壇し、仮想通貨の「売り」注文も可能にするリスクヘッジ向けサービスを紹介。先物に似たサービスとなる。フォビDMは今のところ米国、シンガポール、イスラエル、マレーシア、香港などの顧客には提供されないという。

フォビは競合である中国発仮想通貨取引所OKEX対し仮想通貨デリバティブ分野で遅れをとってきた。現状、ビットコイン関連のデリバティブ商品やトレードサービスなどでアジア最大の取引高を誇るのはBitMEXやOKEXとなっている。