トルコの仮想通貨を利用が1年間で11倍以上に増加したことが、トルコの仮想通貨取引所パリブ(Paribu)の調査で分かった。

調査はパリブからの依頼を受け、Akademetre Researchが実施。調査は第一回目が2020年に行われており、今回が2回目の調査となった。

前回調査では6000人の回答者のうち、仮想通貨取引を経験していたのはわずか0.7%。さらに84%がビットコインや仮想通貨について聞いたことがないと答えていた。

一方で、今回は1400人の回答者のうち、ビットコインや仮想通貨の取引をしていると回答したのは7.7%に上り、昨年に比べて11倍増加した。

仮想通貨を利用する目的は「高収益」が60%で最も多く、「好奇心」が37%だった。一方で、今回の調査では仮想通貨について知っているとした回答者の80%がブロックチェーンについては聞いたことがないとした。トルコでは仮想通貨取引の増加はブロックチェーンの普及には繋がっていないようだ。

こうした調査結果について、パリブでCEOを務めるヤシン・オラル氏は市場の値動きや取引所のマーケティング活動がトルコでの仮想通貨の認知度を高めた述べた。一方で「仮想通貨への信頼は高まっているが、ユーザーの完璧な信頼を確立するためには明確な規制が必要だ」と訴えた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン