コインテレグラフの価格指数によると、仮想通貨市場ではビットコイン(BTC)が5月1日に9000ドルを下回り、わずかに調整が見られる。市場は時価総額で上位10通貨のうち1銘柄を除いて下落している。

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Market visualization from Coin360

 BTCは現在、約8995ドルで取引されており、当記事掲載までの24時間で2%あまり下落している。イーサリアム(ETH)も3%ほど値を下げ、現在はおよそ664ドルで取引されている。

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 コインマーケットキャップによると、時価総額10位に入る仮想通貨のうち、アルトコインのステラ(XLM)のみが上昇している。XLMは約0.44ドルで取引されており、3%以上上昇した。

 ビットコインキャッシュ(BCH)は、トップ10の仮想通貨の中で最も下落が大きく、6%下落。現在は1305ドル前後で取引されている。BCHの落ち込みは、先日の報道に原因があるかもしれない。新たに設立されたビットコイン支持者のグループが、Bitcoin.comはBTCを購入しようとするトレーダーを誤解させ、BCHを購入させようとしていると主張し、訴訟を提起する予定という報道だ。

 ライトコイン(LTC)創始者チャーリー・リー氏はツイッターで論争に加わり、最初は訴訟を「ばかげている」と発言したが、Bitcoin.comのウェブサイトが変更された後考えを改めた:

 チャーリー・リー[LTC]
 @SatoshiLite ビットコインキャッシュがビットコインであると主張する人々や、ロジャー・バー氏は間違っていると思うし、http://bitcoin.comが、ビットコイン(BCH)」や「ビットコインコア」といった記述でユーザーを誤解させているのも間違っていると思う。ただ違法であるとは思わない。私の意見ではこの訴訟はばかげている。

 @SatoshiLite 訴訟をばかげているとした私の声明を取り下げる。私はちょうどロジャーがbcashを、ビットコインとする代わりに「ビットコインキャッシュ(BCH)」としてウェブサイトにリストし直したのを見つけた。その点に関してこの訴訟はすでに有益だ。もっとやれ!

 ファイナンシャル・タイムズ(FT)が先週IOTA財団に対する複数のオンラインハラスメントの申し立てを報道した後、IOTAはコインマーケットキャップ で現在11位だ。この報道はロンドン大学が、IOTA財団と縁を切ることにつながるようだ。FTが記事を発表した4月25日以来、IOTAは13%下落している。本日IOTAは3.45%安の1.90ドルで取引されている。