米国を拠点とする仮想通貨取引所コインベースは、新たな戦略的な買収を行った。今回は、ブロックチェーンインフラの重要な部分を担う、バイソン・トレイルズ(Bison Trails)だ。

コインベースは19日の発表で、ブロックチェーンインフラプロバイダーであるバイソン・トレイルズを買収したことを明らかにした。コインベースの製品エコシステム内の基本要素として、バイソン・トレイルズの製品を引き続き提供するとしている。

「力を合わせることで、バイソン・トレイルズのチームが開発した、そして開発を続けている高度なテクノロジーを、世界中のより多くのプロジェクトや企業に提供することを目指している」

コインベースによれば、バイソン・トレイルズの製品は引き続きスタンドアローン製品として機能するという。

2018年に設立されたバイソン・トレイルズは、ブロックチェーン業界の中で高い評価を得ている。昨年11月、バイソン・トレイルズはQTプロトコルを開始し、開発者がフェイスブックのリブラブロックチェーンでアプリを開発できるようにした。

バイソン・トレイルズのジョー・ラルロウズCEOは、コインテレグラフに対して、企業を立ち上げたのは「次世代のブロックチェーンネットワークに向けたインフラサービス企業」を目指したものだと述べている。

「開発者ツールとエコシステムの進歩のための仮想通貨サービスの第3の柱として、コインベースに参加できることを非常にうれしく思う」と述べている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン