仮想通貨の不正追跡で定評 米チェイナリシスが三菱UFJなどから資金調達

ブロックチェーン上の不正取引を追跡するチェイナリシスが三菱UFJイノベーション・パートナーズとSozoベンチャーズから600万ドル(約6億7000万円)の資金調達をした。日本を含めたアジア地域でのビジネス展開を進める狙いがある。

チェイナリシスは今年2月にもベンチャーキャピタル大手Accelなどから3000万ドルの資金調達に成功。これまでに合計3600万ドル(約40億円)を調達したことになる。

ブロックチェーン上の不正取引を追跡することに定評があるチェイナリシス。収入の9割は仮想通貨の不正利用を追跡する法執行機関から来ているそうだ。今年1月には、アルファとベータと呼ばれる2つのグループが多くの仮想通貨詐欺に関与したことを突き止め、これまで10億ドル(約1120億円)分の仮想通貨を盗み取ったと公表した

今回の資金調達について三菱UFJイノベーション・パートナーズの鈴木伸武CEOは、次のように述べた。

「チェイナリシスのコンプライアンス技術は、アンチマネーロンダリングなど銀行が次のコンプライアンスの枠組みを築く上で重要だ」

チェイナリシスは、来年以降に日本でオフィスを開設する計画だ。

昨年末にコインテレグラフ日本版のインタビューに答えたチェイナリシスのチーフ・エコノミスト、フィリップ・グラッドウェル氏は、「2019年は仮想通貨の規制がよりクリアになるだろう」と予想。「仮想通貨は透明性が高く、ソフトウェアを使えばリアルタイムにコンプライアンスだけでなくマクロ的な経済の安定性をモニタリングすることができる」と解説していた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Chainalysis Caps Series B Funding With $6 Million From Two Japanese Heavyweights