仮想通貨取引所ビットフライヤーは第6期(2019年1月1日〜同年12月31日)の決算を発表した。営業収益が53億4100万円、営業損益は9.2億円、純損失は7億5100万円となった。

2018年の営業収益は140億8000万円、営業利益は53億3000万円と黒字を計上していたが、一転して赤字に転落した。

昨年前半は4月以降にビットコインが先行する形で価格が大きく上昇したが、年末にかけて市場全体が下落。また金融活動作業部会(FATF)の規制強化もあったほか、マネーロンダリング対策へのシステム構築に投資したことが響いたと見られる。

ビットフライヤーは子会社であるビットフライヤーUSAとビットフライヤーヨーロッパは2019年7月から新規顧客獲得を開始したが、「顧客基盤が小さいことから収益面では、赤字を脱却できていません」としており、特に米国子会社は期末で減損を行なっているという。