ビットコインが日本時間で5日深夜までの24時間で13%以上下落し、一時7300ドル近くまで下げた。アルトコインも軒並み下げている。

 週末には一旦反発していたが、週が明け再び下落を開始した形だ。

Coin360

Image source: coin360.io

 ビットコインはコインベースやビットスタンプ等の主要仮想通貨取引所の取引で8000ドルを割った。さらに先週金曜日に付けた直近の底値7625ドルを下抜けし、日本時間6日未明には7000ドル台前半で売買されている。

 金曜日は底値を付けてから一時間で1200ドル以上戻したが、9000ドル辺りから再び売りが出ていた。

揺るぎない長期投資家の姿勢

 だが仮想通貨の長期投資家の姿勢は揺るぎないようだ。

 ビットコインやその他特定のアルトコインを推奨してきたジョン・マカフィー氏は、目下の値動きではなく長期的な視点を持つことの大切さを説いている。

 (「【独占インタビュー】マカフィー砲が炸裂!「金のこと忘れて仮想通貨が愛する人の生活どう変えるか考えろ!」」2018年1月31日)

 今回は自身のツイートの中で「長期的に見るとビットコインは上昇している。短期的な値段の上げ下げは忘れたほうが良い」とメッセージしている。

 米CNBCのラン・ニューナー氏は、今回の下落で相場は2か月の水準に戻っただけであり、昨年から比べるとまだ20倍以上の水準だと指摘。

 実際、本記事作成時点で仮想通貨全体の時価総額は38兆円で、昨年12月6日と同じ水準となっている。

Total Market Capitalization

 また一部ではエリオット波動を根拠にここからの反発を見込む声もあった。