ビットメインの共同創業者であるウー・ジハン氏が設立した仮想通貨取引所マトリックスポートは、ビットコイン(BTC)が2023年末までに45,000ドルに到達するとの予測を再び強調した。
マトリックスポートは2023年初頭に、2023年末のBTC価格目標を45,000ドルに設定していた。そして、10月24日にブログ投稿で、この強気なビットコイン予測を繰り返した。
ブログ投稿のタイトルは「ビットコインは45,000ドルをターゲットに - FOMOが市場を襲う」で、マトリックスポートの過去の市場予測の簡単な分析を提供している。その中で、同社はいくつかの市場イベントを正確に予測したことを強調している。
マトリックスポートは、特に9月に発表した「10月はビットコインブームが始まる:機関投資家が価格高騰を後押し」と題したレポートを引用。このレポートは、これまでのところ、10月のビットコイン市場で大きな動きが起こることを正確に予測している。
同社は、ビットコイン現物上場投資信託(ETF)の潜在的な承認への期待から、10月はビットコインにとって強気な月になると予測していた。また、10月は歴史的にビットコインにとって最も強気な月であり、平均20%の収益率を記録していると指摘した。
10月初旬に27,000ドル前後でスタートしたビットコインは、10月24日に一時35,000ドルに触れ、17か月ぶりの高値を記録した。これは、投資家のFOMO(取り残される恐怖)を誘発するものとなった。コインゲッコーのデータによると、執筆時点でビットコインは34,396ドルで取引されており、10月1日からの価格から27%上昇している。

レポートの中で、マトリックスポートはまた、ビットコインが7月の31,500ドルを突破したことは、年末までに45,000ドルが達成可能であることを示していると強調した。そして、次のように述べた。
「私たちの予測は強気かもしれませんが、私たちの分析は、今年非常に成功した実証済みの投資プロセスに基づいています。」
マトリックスポートは、2023年1月に発表した強気なレポートの中で、初めて45,000ドルのビットコイン予測に言及した。同社は当時、次のように述べた。
「今年末までにビットコイン価格が2倍になる高い統計的な確率があります。これにより、2023年のクリスマスまでにビットコイン価格は45,000ドルに達するでしょう。」
ただし、ビットコインの価格について2023年にあまり楽観的ではない意見もある。スタンダード・チャータード銀のグローバルリサーチ責任者兼チーフストラテジストは、2022年12月に、ビットコインは2023年に5,000ドルまで下落すると予測した。ビットコインの今年の最低値は約16,600ドルだ。