仮想通貨取引所バックトが発行したデビットカードを持っているユーザーは、Google Payを使って、仮想通貨を換金して法定通貨決済ができるようになる。

バックトは8日、Googleと提携し、ユーザーがGoogle Payのウォレットと決済システムを通じて、ビットコイン(BTC)やその他の仮想通貨を使って商品やサービスを購入できるようにすると発表した。また、バックトは、Google Cloudを使用して、自社のプラットフォームに新しい分析機能と位置情報機能を構築する。この機能により、バックトでのロイヤリティ交換の選択肢が広がるとともに、バックトのパートナーに消費者の行動パターンを提供する。

バックトのCEOであるギャビン・マイケル氏は、「今回の提携は、デジタル資産市場におけるバックトの確固たる地位を証明するものであり、消費者がリアルタイムで安全かつ信頼性の高い方法でデジタル資産を楽しめるようにする」と述べた。

Googleによると、現在「数百万」の小売業者が支払い方法としてGoogle Payを利用しており、バックトのユーザーは、「スーパーマーケット、薬局、レストラン、衣料品店、ガソリンスタンド、美容室」などで、仮想通貨を使った支払いができるようになる。大手仮想通貨取引所のコインベースも6月、Apple PayとGoogle PayがCoinbaseカードに対応すると発表した。同じく大手仮想通貨取引所のジェミナイは、4月から、Apple PayおよびGoogle Payに対応している。