半導体大手のAMDは、公式ウェブサイトにおいて、ASUSなど主要なハイテク企業7社とともに、新しい仮想通貨マイニング装置を製造していることを明らかにした。AMDは10月末で発表した決算で、仮想通貨・ブロックチェーン関連の収益は落ち込んだが、最近は新しいビデオを公開するなど、ブロックチェーン関連のプロモーションを積極的に行っている。

公式ウェブ上の「AMD and Blockchain Technology」というページに新しくマイニング装置のリストがアップされた。これらの装置は、SapphireやASROCK、 ASUS、MSI,、Biostar,、TUL、Rajintekの7社と提携したものだ。それぞれの装置の価格については、サイトでは明らかにされていない。

AMDは、こういった企業との提携により「革新的なブロックチェーン・プラットフォーム」の様々な要望を満たすように設計された、「ブロックチェーン・コンピューティング・ソリューション」だと強調したAMDは10月31日に新しい装置のプロモーションのため、ブロックチェーンに関するビデオも公開している。

AMDは24日に2018年第3四半期決算を発表。収益は過去最高を記録したが、仮想通貨マイニング向けの売上高は減少した。AMDは「第3四半期のブロックチェーン関連のGPUの売上高は極わずかだった」といい、売上高全体の「1桁台後半」にまで落ち込んだことがわかった。