ビデオ会議サービス「Zoom」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、5月7日、新型コロナウイルス蔓延による外出自粛が世界的に続く中で通信データの暗号化技術を持つ米新興企業のキーベースを買収したと発表した。

新型コロナの影響でZoomの利用者が爆発的に増える一方、突然不審者が乱入してZoom会議を荒らす「ズーム爆弾」やフェイスブック社とのデータ共有、ダークネットでのアカウント販売など、セキュリティ面を中心に批判の声が出ていた。

今回の発表によると、キーベースはZoomの子会社になり、Zoomの有料会員向けに暗号化の機能を開発することになる。

またZoomは、5月22日に今後の暗号デザインに関する草稿を発表し、関係者からフィードバックを募る予定だ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン