米国政府の元高官がエイリアンの宇宙船と「生物学的存在」の存在を主張した公聴会に、仮想通貨のマニアたちは素早く反応し、資金をつぎ込んでいる。
米議会下院の国家安全保障監督小委員会の公聴会で証言したデイビッド・グルシュ氏は、国防総省の未確認航空現象(UAP)タスクフォースの元メンバーであり、米国政府が地球へのエイリアンの訪問を隠蔽していると主張した。7月26日に開かれた公聴会の話題はウイルスのように広まり、過去24時間で50以上のエイリアン、UFO、宇宙人をテーマにしたトークンが生まれた。
グルシュ氏は、情報の大部分が未公開であるため、具体的な質問に答えることはできいと語ったが、米国政府が「人間ではない存在」の宇宙船を所有していると主張した。
NEWS : Former US intelligence official David Grusch claims under oath that aliens exist and that the US government is in possession of UFOs and non-human bodies.#UFO #Aliens #space pic.twitter.com/TKGrp14Uq7
— The Cosmos Book (@TheCosmosBook) July 26, 2023
仮想通貨のマニアたちはすでに、新たな宇宙人テーマの草コインを大量に生み出している。DexToolsのデータによれば、過去24時間で「ALIENX」、「UFO」、「ALIEN」などのティッカーを持つ50以上のエイリアン、UFO、その他の宇宙人テーマのトークンが出現している。
多くの新たなミームコインは「ハニーポット」詐欺の可能性が高いことに注意が必要だ。特定の話題を巡るハイプを利用して投資家を引きつけ、FOMO(取り残される恐怖)に駆られた投資家がトークンを購入したはいいが、コイン売却を妨げるメカニズムが設計されている。新たに登場したトークンの大半は、TwitterやGoogleの検索でトレンドになっているにもかかわらず、ほとんど取引活動がない。
しかし、いくつかのやや大きなエイリアンテーマのミームコインは、わずかにパフォーマンスが向上している。CoinGeckoのデータによれば、UFOゲーミングトークン(UFO)は過去24時間で2.4%上昇し、AlienFiトークン(ALIEN)は5.9%上昇した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン