仮想通貨(暗号資産)投資家は、ビットコイン(BTC)以外にも投資し、ポートフォリオを多様化させているようだ。

コインベースの5月14日のニュースレターによれば、ビットコインを購入する投資家の多くが、ほかのアルトコインを投資する傾向もあるという。強気相場の中で、投資家がアルトコインへの関心を高めているようだ。

コインベースによれば、5回以上取引をしているユーザーのうち、60%はビットコインから投資を始めるが、次第にほかのアルトコインを購入するようになる。ビットコインのみを取引するのは全ユーザーのうち24%だという。

「新しいユーザーはビットコインを通じて仮想通貨に参加するようになるが、一般的にオルタナティブ資産とユースケースを探し始めているようだ」

出典:Coinbase

仮想通貨相場が弱気であるときには、ビットコインが優勢になる傾向がある。2018~19年については「ビットコインが支配的だった」という。

一方で、2017年のような仮想通貨の強気相場では、投資家はビットコイン以外のアルトコインへの投資を進めるようになる。「強気相場の牽引力で、オルタナティブな資産に向かう傾向がみられる」と、コインベースは指摘している。

2020年の相場では、イーサリアム(ETH)やテゾス(XTZ)、チェーンリンク(LINK)がアルトコイン投資の推進力になっているという。