未成年がビットコインで身分隠蔽を図り爆破予告―米国に身柄引き渡しか

うっかりIPアドレスの偽装をし忘れたことで、ビットコインで匿名化を図り世界中に爆弾を仕掛けると爆破予告をした一人の男が、イスラエル警察により、容疑者として逮捕された。

Daily Beastによれば、未だ名前は判明していないが、その19歳の男は、電話の発信IDをマスキング可能なSpoofCardを利用するためにビットコインで支払いを行っていたと思われる。6ヶ月以上の間、電話はアメリカからオーストラリアなどの国のユダヤ系企業に対してかけられていたようだ。

"SpoofCardは、学校や企業に対してかかってくる脅迫電話に対して監視を行っている"と、同メディアはSpoofCardの声明文を引用した上でその内容を記載している。

イスラエル国籍とアメリカ国籍の二重国籍である容疑者は、たまたまプロキシサーバーを通してIPアドレスの匿名化を行うことを忘れてしまった際に逮捕されたようだ。

"司法省は、アメリカ国民の市民権を守ることに全力を尽くしている"と、米国司法長官、ジェフ・セッションズ氏は同事件に対してコメントをしており、"この国におけるいかなるコミュニティにおいても、彼らの宗教的信念に基づいたテロ行為を容認するわけにはいかない"と語った。

米国への身柄引き渡しも視野に入っているようだが、依然として容疑者に対する処遇は不明のままだ。

犯罪行為の資金援助方法としてビットコインが利用されないよう規制を強めるといった動きは依然続いており、特に、欧州連合は今年末に、ビットコインアドレスに個人のIDを厳密に紐づける法案の制定を予定しているが、分散型テクノロジーに関連した全面的な政策変更同様に、実際にそれを行うことは不可能に近いだろう。