米証券取引委員会(SEC)は、インベスコとギャラクシー・デジタルが共同提案した現物型イーサリアム上場投資信託(ETF)の承認可否に関する決定を延期した。

2月6日の通知でSECは、Cboe BZX取引所がインベスコ・ギャラクシー・イーサリアムETFの株式を上場することを提案したルール変更の承認可否を決定する手続きを開始するとした。提案された投資商品に対するパブリックコメントを求めることで、決定期限がさらに35日間延長される。

SECは、インベスコ・ギャラクシーの現物型イーサリアムETFについて最終決定に至るまで最大240日間延期することができる。インベスコとギャラクシーは2023年10月に委員会に申請を行っている。SECは2024年7月までにこの投資商品の承認可否を決定することになる

「SECはインベスコとギャラクシーのイーサリアムETFを延期した。100%予想通りで、今後数ヶ月にわたりさらなる延期が続くだろう。現時点で現物型ETH ETFにとって重要な日は5月23日だ。ここはヴァンエックの最終期限だ」とジェームス・セイファート氏はツイートした。

現物型ビットコインETFは、SECからの承認を受けて、1月10日から複数の資産運用会社により米国の取引所で上場されて取引が可能になっている。発表時点で、SECはブラックロック、ハッシュデックス、ARK 21シェアーズ、ヴァンエック、フィデリティなどからの現物型イーサリアムETFに関する申請を検討中だ。

SECが初めて現物型ビットコインETFを承認した際、11件の申請を同時に承認した。一部の専門家は、SECがイーサリアムETFに対しても同様のアプローチを取る可能性があると推測している。ヴァンエックは5月23日のSECの期限を迎える予定だ。