ユーザーが非代替性トークン(NFT)をローンの担保として使用できるプラットフォームであるArcadeは、パンテラキャピタルの参加を得て、シリーズAの資金調達ラウンドで1500万ドルで調達した。

Arcadeの22日の発表によれば、今回の資金調達には、パンテラキャピタルやキャッスルアイランド・ベンチャーズ、エニアック・ベンチャーズといったVCのほか、BlockFiのザック・プリンスCEOやQuantstampのリチャード・マーCEOがエンジェル投資家として参加した。

アーケードの共同創設者であるゲイブ・フランク氏は、NFTは成長を続ける分散型金融(DeFi)市場のかなりの部分を占めていると述べている。現在DeFi市場は現在ロックされた総価値で2500億ドル以上の価値がある。「しかし、DeFiにインフラがないため、NFT保有者は、時価総額が大きいにも関わらず、流動性を得ることができない」と述べている。

パンテラキャピタルのローレン・ステファニアン氏は、プラットフォームによるNFTの担保化は「バランスシートにNFTを保有する企業や機関投資家、富裕層、DAO、およびNFTコレクター」からの参加を促す可能性があると述べている。

NFTを担保に融資するサービスは、リトアニアの融資プラットフォームのDropsやETNAネットワークなどが既に手掛け始めている。最近では、仮想通貨レンディングプラットフォームであるNexo(ネクソ)は、NFTを担保として仮想通貨を貸し付けるサービスを始めている