ダッパーラボが自社のFlowブロックチェーン上に構築したノン・ファンジブル・トークン(NFT)を使用するゲームである「NBA TopShot」が、オープンベータ版として登場した。

一般公開となるベータ版への移行は、サムスンギャラクシーストアでの「TopShot」の発売と同時に10月1日に行われた。「TopShot」は、サムスンのモバイルショップで発売された中で、ブロックチェーンを基盤とする収集アイテムを提供する初めてのアプリだ。

「TopShot」では、ユーザーがマルチメディアの「決定的瞬間」を集めることができる。「決定的瞬間」には様々な希少性があり、バスケットボールの歴史にわたる重大な場面を表している。限定版のトークンは、ある出来事(ブザービーターのシュートなど)を描く動画と統計を取り上げる。ユーザーは関連する瞬間を見せるトークンの特定の「セット」を揃えることで、極めてまれなトークンを解除することができる。

NBAのプロ選手でダッパーラボの投資家であるアーロン・ゴードンは語った。

「『NBA TopShot』は、Flowのような拡大可能なブロックチェーン上にあって、初めてファンがコート上の動きを所有できる」

出典: NBA Top Shot Marketplace

このプラットフォームのマーケットプレイスでは、約1万500個のトークンが取引されてきた。最も高価なものは「レブロン・ジェームズのコズミックダンク」で、5200ドルで持ち主が替わった。

また、10月1日は、ダッパーラボが同社の希少トークンの「プレミアムパック2」を5つ相次いで発売するうちの2回目が行われた日でもあった。全1492パックが、ひとつ24ドルで5分以内に完売となった。1回目も同様に何分かのうちに完売となり、9月28日に4万ドル相当の売上を上げた。

ダッパーラボが、クローズドベータ版の期間で売れ残ったパックはプラットフォームの一般公開の前に焼却されると発表した後、「Top Shot」の「初期採用者」共通ベースセットもこの1週間で完売した。