人気ブロックチェーンゲーム「クリプトキティーズ」などを開発するダッパーラボは、米NBAのNFT(ノンファンジブル・トークン)トレーディングカードゲーム「NBA Top Shot」で2億3000万ドル(約245億700万円)以上を売り上げている

NBA Top ShotはNBA選手の華麗なシュートや迫力あるプレイをデジタルカードにして、ユーザーが売買できるようにしているサービス。ダッパーラボが開発する独自ブロックチェーン「Flow」で構築されており、カード売買の履歴を追うことができる。デジタルカードは毎回販売のたびに売り切れており、入手するにはセカンダリー市場が主になっている。

最近ではロサンゼルス・レイカーズ所属のレブロン・ジェームスのカードが20万ドル(約2100万円)で販売されたほか、ニューオーリンズ・ペリカンズ所属のザイオン・ウィリアムソン選手のカードもほぼ同額で取引された。

ブロックチェーンによって所有権を証明されるNFTは、これまでのトレーディングカード業界に旋風を巻き起こしている。特定の瞬間の価値を提供するとともに、盗難や詐欺のリスクを排除した。

現在ダッパーラボが提供するFlowはベータ版となっているが、近くメインネットをアップデートすると発表している

NFT市場の規模は急速に拡大しており、昨年比で4倍の規模になっている。P2Pトンラザクション分析を手がけるCrypto Slamのデータによると、NBA Top ShotはNFT市場の中でも最大で、1時間で数万ドルの売り上げがある。

NFTはカードだけでなく、アートでも勃興している。既報のように、Async Artは200万ドルのシード資金を調達し、プログラマブルアートをリードしている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン