ブロックチェーン連盟の一つであるリナックス・ファウンデーションは、ハイパーレジャー・ファブリック・ブロックチェーン・テクノロジーに関する上級トレーニングコースの登録を開始したことを、5日のプレスリリースで公表した。

 新しく開設されたコース「ハイパーレジャー・ファブリック・ファンダメンタルズ」は、非営利のオンライン学習プラットフォームedX.org上で、自己学習形式オンラインコース「ビジネス向けブロックチェーン」を提供。企業向けのブロックチェーン教育の取り組みに追加された形となる。

 プレスリリースでは、リナックス公認のハイパーレジャー・ソウトゥース・モジュラー・ブロックチェーン・プラットフォームに特化した、ハイパーレジャー・ソウトゥース管理者試験を下半期にリリースする予定であることも公表している。

 同財団のClyde Seepersad氏は、テッククランチの最新データによると、ブロックチェーンの技術職が、現在の労働市場で2番目の成長を見せている、と述べている。

 「この成長ペースは、エンタープライズレベルで技術を身につけており、運用能力を有するプロフェッショナルの不足につながっている。10万人以上の学生が無償のハイパーレジャーの入門コースを受講したことを知り、より高度なトレーニングオプションが必要であると考えた。また、プロフェッショナルとして知識を証明するための認定試験も必要であると考えた。」

 またプレスリリースでは、新設の上級コースに、分散型ハイパーレジャー・ファブリック・アプリケーションの基盤となる「コアアーキテクチャとコンポーネント」と並行して、ブロックチェーンと分散型台帳技術(DLT)の基礎に取り組むことができる、との記載もある。

 コインテレグラフでも報じた通り、最新のデータから、特にアジア市場において、ブロックチェーンの求人市場が一貫して上昇傾向にあることが分かる。求職者はブロックチェーン関連の仕事に対する関心のほうが、ビットコイン(BTC)関連のポジションよりも一貫して高いが、仮想通貨市場の価格動向と強い関係がある。

 急速な拡大を続けるブロックチェーン分野に対して、多くのメジャーな大学ブロックチェーンやスマートコントラクト、仮想通貨関連のコースを提供している。