仮想通貨投資会社グレイスケールは9月19日、米証券取引委員会(SEC)に新たなイーサリアム(ETH)先物上場投資信託(ETF)の申請を提出したと発表した。
グレイスケールはニューヨーク証券取引所Arca規則8.200-Eに基づき、「Grayscale Ethereum Futures Trust ETF」の上場を申請した。
この提案は、1934年証券取引所法の規定およびNYSEがSECに提出した規則変更に基づくもの。同ETFはグレイスケール・アドバイザーズによって運用されており、提出書類では「スポンサー」と呼ばれている。
「スポンサーは、商品先物取引委員会(CFTC)に商品プール・オペレーターとして登録され、全米先物協会(NFA)の会員手続き中だ」と文書には記載されている。また、グレイスケール・アドバイザーズは、信託の商品取引アドバイザーとしてVidenct Advisoryをサブアドバイザー契約したという。
Grayscale Ethereum Futures Trust ETFは、「ほぼ一定の満期プロファイル」を持つイーサ先物契約の保有を維持することを目指しており、「先物ポジションを現金決済まで持ち越すことはない」と付け加えている。
ETFのイーサリアム先物契約の性質上、信託はイーサリアムのカストディアンを使用する必要はないと申請書に記載されている。申請書によると、信託は先物契約のオープンポジションを開始するために初期証拠金を預けることになる。