テラエコシステムの非営利団体ルナ・ファウンデーション・ガード(LFG)は、ステーブルコインのテラUSDが米ドルからディペッグしたことなどを理由に、ユーザーへの資産分配のタイムラインを提示できないと述べた。
10月7日のTwitterスレッドでLFGは、残りの資産を、順にUSTユーザーに分配できない理由として、「進行中の訴訟」を要因として挙げている。同ファンドの積立金は、5月の市場低迷前には40億ドル以上のを保有していたが、公開時点ではおよそ1億500万ドルにまで減少している。
「分配は現時点では不可能」と同ファンドは述べている。「これらの問題は未解決であり、解決のためのタイムラインは設定されていません。(中略) 私たちは、これらの初期計画を実行できるよう努め、お待ちいただいている方々には、新しい展開をいち早くお知らせします」とした。
1/ Since $UST’s depeg in May, there has been understandable interest in LFG’s assets and how they will be distributed. As mentioned, our goal is to distribute LFG’s remaining assets to those impacted by the depeg, smallest holders first. https://t.co/VOTQDkQZ90
— LFG | Luna Foundation Guard (@LFG_org) October 7, 2022
この発表に反応したTwitterユーザーは、ファンドがスピーディーに補償を提供しなかったことや、テラ共同創業者のド・クウォン氏が破綻に関与した疑いがあると批判している。
「もしあなた方が補償をしたいと考えていれば、訴訟のずっと前にすでに行っていたはずだ」とユーザーSvNem26は批判した。「十分な時間はあったが、ド・クウォンは取引所がデータを提供しないことを非難していた」。