コインチェックは24日、国内初となるイニシャル・エクスチェンジ・オファリング(IEO)プラットフォームである「Coincheck IEO」を7月1日から提供開始すると発表した。コインチェックでのIEOの第1弾となるハッシュパレットの発行するパレットトークン(PLT)の購入申し込みを7月1日から実施する。

IEOとはベンチャー企業などがユーティリティトークンを発行し、取引所で上場させることで資金調達を支援すること。ICO(イニシャル・コイン・オファリング)と異なり、取引所の利用者しか購入できないが、トークンを取引所が審査することからICOよりも信頼感があると言われる。

発表によれば、7月1日からパレットトークンの購入申し込みを開始し、15日まで募集する。7月20日以降、抽選でパレットトークンの受け渡しを行っていく。実際に取引所においてパレットトークンの取扱いを開始するのは7月27日からとなる。

コインチェックは2019年8月にIEO事業の検討を開始したことを発表。トークンを活用した資金調達を行なっていない企業やプロジェクトで、すでにコンテンツを持ち、ファンコミュニティと事業成長を目指すものが対象としていた。今年5月には国内初のIEOを今年夏にも実施する計画であることを明らかにしていた