アルゼンチンの中央銀行は、米ドルへの交換を1ヶ月につき1万ドル(106万円)に制限すると発表した。アルゼンチンのペソ安が止まらない中、米ドルへの換金も制限されるとあって、代替通貨としてビットコインへの需要が高まるかもしれない。
急落するペソを守るために中央銀行が動き出した。1万ドルを超える交換に関しては承認が必要になる。
また中央銀行は、輸出業者に対して、外貨で稼いだ利益を5日以内に地元のマーケットで換金するように求めた。米ドルを会社内で貯めることは禁止となった。
先月、ペソは一時30%ほど急落。8月11日に投開票された予備選で左派のアルベルト・フェルナンデス元首相が現職のマウリシオ・マクリ大統領に15ポイント以上の差をつけて大勝したことをマーケットが嫌気。ペソ売りが進み30%ほど急落した。
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今回のニュースを受けて、「ビットコインが買いだ」という声も出ている。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版