パンテラ・キャピタルは、ビットコイン(BTC)が次の4年間の半減期サイクル中に約15万ドル(約2180万円)に達すると予測している。8月22日に公開された最新の「ブロックチェーンレター」で、同社の幹部は2024年以降の強気なBTC価格予測を出した。
2022年末がBTC価格の底値か
パンテラ・キャピタルによると、ビットコインの価格パフォーマンスは半減期サイクルに大きく依存している。次の半減期が今後12ヶ月以内に控えていることから、同社は歴史的なトレンドが続くと見込んでいる。
同社は、ビットコインがブロック報酬が半分になる半減期からおおよそ同じ時間をかけてサイクルの底とトップを形成する傾向があると指摘する。半減期では、マイナーに支払われるビットコインの数を50%削減する。
同社は「ビットコインは歴史的に半減期の477日前に底を打ち、半減期に向けて上昇し、その後は爆発的に上昇する」と記している。「半減期後のラリーは平均して480日続き、その次の強気サイクルのピークまで続く」。
この理論によれば、2022年の弱気相場の底が現在のBTC価格サイクルの底を示している。「もし歴史が繰り返されるなら、ビットコインの価格は2022年12月30日に底を打ったはずだ」とパンテラは続ける。
同社によれば、2024年4月の半減期には、BTC/USDは約3万5000ドルで取引される可能性があり、それはまだ達成可能な目標だ。しかし、その後の480日間で起こることは、新たな最高値だけでなく、それ以上のものだ。
「2016年の半減期は新たなビットコイン供給を最初の3分の1に減らした。興味深いことに、価格への影響もまさに3分の1だった。2020年の半減期は前回の半減期に比べて新たなビットコインの供給を43%減らした。それは価格への影響が23%だった」とパンテラは述べている。
「次の半減期は2024年4月20日に起こると予想されている。ほとんどのビットコインがすでに流通しているため、各半減期は新規供給の減少がほぼ半分になる。もし歴史が繰り返されるなら、次の半減期ではビットコインが半減期前に3万5000ドル、半減期後に14万8千ドルに上昇するだろう」とパンテラは語った。
2024年4月の半減期から480日後、つまり2025年7月にビットコインは次の最高値を打つ見込みだ。

パンテラは、来年以降の6桁のBTC価格高騰を予測する唯一の企業ではない。楽観的な予測には、ビットコインの「最低価格先物」指標に基づくものが含まれ、これによれば、BTC/USDは2026年に10万ドルを超えるとされている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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