アタリ19日、ライトコイン財団との提携を発表し、仮想通貨コミュニティとゲームコミュニティとの間を橋渡ししようと試みている。
アタリは1972年創業の伝説的なゲームメーカーだ。最初期のコンピュータゲーム「ポン」や「アステロイド」などの開発などを行ったことで有名だ。その後、紆余曲折を経て、現在はフランス拠点のアタリSAに属している。
今回の提携では、アタリが展開するゲームプラットフォーム内でライトコイン(LTC)が使えるようになる。またライトコインを使うことで、割引を受けることもできるという。
ゲームと仮想通貨分野の重なり合い
アタリのフレデリック・シェネCEOは、今回の提携について、コインテレグラフに次のように語った。
「(ライトコイン)コミュニティは大きなものであり、(ゲームコミュニティとの間に)重なる部分があると思う。人々が割引を利用するようになれば、ライトコインを利用する機会が増えることにもなるだろう」
ライトコイン財団のマーケティング責任者であるジェイ・ミラー氏も、ライトコインのコミュニティとゲーマーのコミュニティが重なり合うものだと、コインテレグラフに語った。
「私たちはどちらも、ゲームやゲーマーとの素晴らしいつながりを持っている。デジタル通貨の分野には、ゲーム分野の人々も多く存在する。ゲーム分野は通常、最も早いアーリーアダプターでもある。そしてアタリのようなブランドが自分自身を再発明しようとするのは、素晴らしいことだ。そして、アタリがやっているすべてのことについて、私たちが協働できる方法を見つけていくつもりだ」
またシェイ氏によれば、アタリが進めているビデオコンシューマーシステム(VCS)では様々なブロックチェーンのユースケースを導入できると主張している。
「VCSは非常に興味深いものだ。仮想通貨コミュニティでプラットフォームが1つになる可能性があると思う。非常に柔軟であり、それを使用してブロックチェーンのユースケースに取り組むことができる」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン