キャシー・ウッド氏率いるARKインベストは、保有比率を縮小していたコインベース・グローバル株の買い戻しに転じ、運用する複数の上場投資信託(ETF)を通じて約1500万ドル相当を取得した。
同社の取引開示によると、ARKイノベーションETF(ARKK)で6万6545株、ネクスト・ジェネレーション・インターネットETF(ARKW)で1万6832株、フィンテック・イノベーションETF(ARKF)で9477株を購入した。
買い付けはコインベース株の急騰と同時に行われた。グーグル・ファイナンスのデータによれば、同株は取引終了時に164.32ドルで引け、前日比約16.4%上昇。その後の時間外取引でも上値を伸ばした。今回の取得額は約1520万ドルに達した。
ARKはコインベースに加え、ロブロックス・コーポレーション株の持ち分も増やし、ARKK、ARKW、ARKFを通じて買い増した。ロブロックス株は金曜日、ニューヨーク証券取引所で63.17ドル近辺で取引を終えた。
先週はコインベース株を売却
ARKインベストは先週、コインベースへのエクスポージャーを縮小し、2月5日に約1740万ドル相当を売却した。これは2026年に入って初の売却であり、2025年8月以来初の持ち分削減となった。
さらに2月6日には、複数のETFを通じて約2200万ドル相当のコインベース株を追加売却する一方、デジタル資産プラットフォームのブリッシュへの投資比率を引き上げた。
2025年第4四半期には仮想通貨市場全体の調整を背景に、コインベースはキャシー・ウッド氏のARKインベストETF群における最大の下押し要因となった。同四半期中、コインベース株はビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)以上に大きく下落した。
コインベース、第4四半期は6億6700万ドルの純損失
コインベースは2025年第4四半期に6億6700万ドルの最終損失を計上し、8四半期連続の黒字を終えた。1株当たり利益は0.66ドルで、市場予想の0.92ドルを下回った。純売上高は前年同期比21.5%減の17.8億ドル。取引収益は約37%減の9億8270万ドルとなった一方、サブスクリプションおよびサービス収益は13%超増の7億2740万ドルに拡大した。
業績悪化は仮想通貨市場の低迷と重なった。コインベースは第1四半期初期に4億2000万ドルの取引収益を計上したと明らかにしたが、サブスクリプションおよびサービス収益は減少する見通しを示している。

