仮想通貨ビットコインは3年ぶりに18000ドルを超えて、2020年の最高値を更新した。
ビットコイン価格は、多くのアナリストが強いレジスタンスと考えていた17100ドルから17300ドルを難なく超え、一気に18000ドルを突破した。Decentraderの共同創設者で仮想通貨アナリストのflibflib氏によると、サポートが維持されていれば、ビットコイン価格は短期的に上昇を続けるかもしれないと指摘した。

同氏は上記のチャートを引用して次のように述べた。
「現在の値動きは非常に単純で、現在19000ドルにある黄金比乗数に向かって、ブローオフをもたらす可能性がある」

週足チャートに示されているように、ビットコインは2017年12月に到達した19763ドルの高値まであと一歩のところまで来ている。いくつかのタイムフレームでは17000ドル以上のレジスタンスがほとんどないことがわかっている。
アナリストは、一部のトレーダーが利益を確定したため、価格が17500ドルから17700ドルのレンジで一時的に落ち着くと予想していたが、強気派はさらに価格を押し上げようとしたようだ。今日まで、ビットコインは16000ドルのレジスタンスを突破してから13.06%上昇しており、次の上昇に向けてのサポートを構築するための調整が期待されている。
EQUOSのグローバル・セールス・トレーディングの責任者であるマット・ブロム氏は次のように述べている。
「今週19050ドルまで上昇した場合、17000ドルレベルへの下落を期待したい。ビットコインには多くの新規流入があり、彼らはビットコインのリトレースメントを経験したことがない。過去には、ビットコインは鋭い上昇の動きをリトレースしてきたが、今回は1つ足りないものがある。レバレッジをかけたロングの自動流動化がないことだ。」
2017年の上昇は、個人投資家と膨大な量のFOMOによって牽引されていたが、2020年はシナリオが大きく変わっている。

最近では機関投資家の参入も相次いでいることから、ブロム氏は今回の上昇は地に足がついており、しっかりと資金が流入していることから大きく下落することはないと考えているようだ。
「市場が今、機関投資家の1週間の労働によって上昇しているという事実は、リアルマネーが到来したことを明確に示しており、多くの人が予想している下落は浅いかもしれない」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン