10月25日の発表によれば、ポリゴン・ラボは新たなポリゴントークンPOLのイーサリアム・コントラクトを立ち上げた。新トークンは、現在のエコシステムのトークンMATICを置き換えることを目指している。しかし、チームは現時点ではユーザーがMATICをPOLに交換する必要はないとも述べている。

ブロックチェーンデータによれば、新トークンは10月25日の午前09:06(UTC)に作成された。その正式名称は「ポリゴンエコシステムトークン」だ。発表では、ポリゴンチームはPOLが「ゼロ知識ベースのレイヤー2チェーンの広大なエコシステムを支える」ために、トークン保有者が複数のチェーンにステーキングできる're-staking protocol'を実装するとしている。

トークンのローンチは、新たなステーキングレイヤーの導入や、現行のプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ネットワークをzkEVMレイヤー2にアップグレードするなど、ポリゴン2.0ロードマップの他の側面の実装への道を開くことになる。

チームは、現在POLはポリゴンネットワークの任意のシステムで使用されていないと強調した。ポリゴンPoSとポリゴンzkEVMの両方でのステーキングは依然として旧トークンのMATICを介して行われており、PoSネットワークでのガス料金も依然としてMATICで支払われている。そのため、ユーザー、バリデータ、アプリ開発者は現時点ではMATICをPOLに交換する必要はない。

ポリゴン・ラボは6月29日に新たなレイヤー2エコシステムの開発を発表し、新エコシステムを「ポリゴン2.0」と名付けた。9月14日には、ポリゴン2.0が新トークンPOLを使用すると発表した。しかし、その時点ではトークンはまだ提案段階であり、イーサリアムにはデプロイされていなかった。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン