アラブ首長国連邦(UAE)のシェイク・モハメド・ビン・ラシッド・アル・マクツーム副大統領兼首相が推進するデジタル都市計画「スマート・ドバイ」は29日、IBMと共同で開発したブロックチェーンプラットフォームをローンチした。クリプトヴェストが報じた

これはUAEが初めて認可したブロックチェーンプラットフォームとなる。同国の企業がブロックチェーンのテスト環境から実用化に移行するのを支援する他、行政サービスのデジタル化や自動化への移行も支援するという。

ドバイは2020年までにブロックチェーン政府の構築を目指しており、今回のプラットフォーム構築もその一環だ。同政府は分散型台帳技術(DLT)を活用することで、年間10億ドルの経費削減を目論んでいる。

今年5月、ドバイ商工会議所(DCCI)は、ドバイ・フューチャー・ファウンデーション(DFF)と提携してブロックチェーンベースのシルクロードプロジェクトを立ち上げた他、スマートドバイは先月、財務省の業務効率化につながる分散型台帳技術を応用した決済システムを立ち上げるなど、ブロックチェーン政府に向けて着々と準備を進めている。

(コインテレグラフ@マーケットアラート)