ブラジル初、サンパウロで仮想金融学の修士課程を新設

 サンパウロにあるブラジルの主要大学、ジェトゥリオ・ヴァルガス財団(FGV)大学が国内初の仮想金融学の修士課程を開講する。ファイナンス・マグネイトが12日に伝えた

 このプログラムでは、仮想通貨業界向けの専門教育を提供する。プログラム・コーディネーターのヒカルド・ホシュマン氏は次のように述べている。

「この市場では専門家の不足が深刻になっている。仮想金融学は、考察、研究、教育の価値がある経済と金融のファンダメンタルズだ」

 ブラジルでは、高等教育にデジタル通貨やブロックチェーンを学習プログラムの一部として採用する動きが広がっており、FGV大学の修士課程の設立はこの流れに沿ったものだ。同大学の近隣にあるサンパウロ大学は昨年、経済経営学部のデリバティブ科に仮想通貨学を採用した。今回の新課程設立の立役者となったアラン・デ・ジェナロ教授は次のように述べている。「たとえ学生たちが金融業界に就職しなくても、提起しなければならない問題がある。人々は仮想通貨に関して何が有益で何が不適切かを理解する必要がある」。

 ブラジルでは、経済学を学ぶ20代の2人の学生、フアン・ペルペトー氏とフェリペ・サントス氏が、7ヶ月前にブロックチェーン・インスペアを設立した。研究グループと新興企業の側面を持つ同社は、仮想通貨に関する授業やワークショップを提供しており、この分野における先端技術とビジネスモデルを中心としたコンサルティングサービスをまもなく開始する予定だ。

 FGV大学の新プログラム設立に先立ち、世界の主要大学では、ブロックチェーン、スマートコントラクト、仮想通貨関連のコースを提供している。米国では、ニューヨーク大学ロースクール、デューク大学、プリンストン大学、スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校が、ヨーロッパとアジアでは、カンブリア大学、B9ラボアカデミー、コペンハーゲンIT大学、モスクワ国立大学経済学部、モスクワ物理工科大学などがこの分野のコースを開講している。

 ケンブリッジ大学などの大学では、仮想通貨金融分野の大規模な研究が行われており、スイスのルツェルン大学では、ビットコインでの授業料の支払いを認めている。

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