ブロックチェーン企業スタートバーンは12日、11億2000万円の資金調達を行ったと発表した。東京大学関連のベンチャーキャピタルなどから調達した。調達資金でNFT向けサービスの強化などを進めていくという。

発表によれば、東京大学エッジキャピタルパートナーズやみやこキャピタル、オプトなどを引受先とする第三者割当増資で資金を調達した。

スタートバーンは、ブロックチェーン技術をアート分野に適用する試みを進めている。同社は、ブロックチェーンの「Startrail」を18年に発表。2020年にはアート作品のためにブロックチェーン証明書発行サービス「Startbahn Cert.」を開始している。

今回調達した資金を活用し、この「Startbahn Cert.」をアップグレードしていくという。発行者の審査徹底や、作品とブロックチェーン上の情報の紐づけを強化する計画だ。また非代替性トークン(NFT)の対応も開始する。同社によれば、これまではフィジカルな作品にのみ対応してていたが、デジタルデータのみで構成されるNFTアート作品でも、Cert.のインフラを適用させていく。

またNFTを導入した事業者向けに導入パッケージの提供も行っていくという。