仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は未明の急落から回復は見せておらず、9300ドル台を推移している。今回も10500ドルの強力なレジスタンスに跳ね返された格好だが、一部アナリストは今後7000ドルまで下落する可能性もあるとしている。

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(出典:Coin360 6月12日 午前11時20分)

これまでにも10500ドルのレジスタンスに複数回トライしているものの、上抜けられていないことから、近く一気に反落すると指摘されている。

2017年末の長期的な下降トレンドラインから、8600ドルまで下落すると主張している仮想通貨アナリストのPentoshiは、今回の下落でより、8600ドルに到達する可能性が高まったことを指摘。今後はさらに7000ドルまで落ち込むことを示すチャートを公開した。

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(出典:Pentoshi)

こうした動きについては別の海外アナリストも9900ドルを超えられていないことからテクニカル的に8100ドルまで下落すると主張している

3月の大暴落以来の「売りすぎ」に

一方で今回の下落について、仮想通貨トレーダーのスコット・メルカー氏はビットコインが50日移動平均線を維持できたことから上昇に転じると指摘。同氏はツイッターで今回の下落が上昇ウェッジの下限サポートを維持したことを評価し、今後強気のパターンが見られるかもしれないとしている。

また、仮想通貨アナリストのBTC_JackSparrowは未明の下落によって、価格の売られすぎか買われすぎかの指標となる相対力指数(RSI)が、1時間足で3月の大暴落以来の「売られ過ぎ」となっていることを指摘した