著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
6日のビットコイン(BTC)対円相場は2,017円(0.16%)高の1,243,000円と小幅に続伸。前日5日の暗号資産(仮想通貨)市場は、米スクエア社の第2四半期BTC売上高が前年同月比で6倍になったとの発表を手掛かりにBTCが動意づくと、ADP雇用統計のネガティブサプライズがドルの下押し材料となり対ドルの市場が先導するBTCは一段高で124万円台を回復し、市場の上昇を牽引した。昨日のBTCもNY時間まで堅調に推移したが、125万円台で上昇一服。この日はBTCと相関性の強いイーサリアム(ETH)の相場が過熱感から上値を重くしたこともあり、今朝方のBTCは上げ幅を縮小した。他方、昨日はビットコインキャッシュ(BCC)が1,630円(5.26%)高となり、循環物色相場は続いているようだ。
第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成