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世界的に有名なAI「ChatGPT」を開発したサム・アルトマン氏が開発に携わった仮想通貨「Worldcoin」が、7月24日から流通を開始した。この通貨は流通開始時点ですでに広く話題になっており、今後仮想通貨業界に大きな影響を与えることもありえる。

ChatGPT開発者による仮想通貨

2022年12月に文章生成AI「ChatGPT」がリリースされた。このAIは世界的なヒットとなり、2023年8月現在ですでにユーザーは世界に数億人いると言われる。このAIを開発した企業・OpenAIのCEOだったのがサム・アルトマン氏だが、アルトマン氏は数年前から仮想通貨の開発にも着手していた。

そしてアルトマン氏による仮想通貨「Worldcoin(ワールドコイン)」が、2023年7月24日から流通を開始した。この仮想通貨のシンボルは「WLD」の3文字。Worldcoinは今のところ日本で売買できる仮想通貨取引所はなく、売買したい場合は海外の取引所でするしかない。

海外の大手取引所・バイナンスでは上場されているものの、8月から業務開始のバイナンス・ジャパンでは取り扱いがない。

虹彩認証で登録が必要

Worldcoinは「全人類のための通貨」をコンセプトにしており、誰でもそのネットワークに参加することができる。参加するためにはWorld IDという専用のIDが必要だが、IDを発行してもらうためには目の虹彩認証が求められる。

World IDの虹彩認証はOrb(オーブ)という独自開発の機器で行うが、これは買うことはできずに世界各地の都市にある設置場所に行って認証する必要がある。2023年8月現在、日本では東京に数ヶ所設置されているだけなので、地方在住だと認証してもらうのは厳しい。

 
虹彩認証は目を使った本人認証なので精度が非常に高い。Source:https://pixabay.com/

仮想通貨業界への影響は?

Worldcoinはリリース時から世界的に話題になっているため、今後は広く普及し、仮想通貨のトレードや仮想通貨業界にも大きな影響を与えることが考えられる。
考えられる影響の1つは、Worldcoinで採用された虹彩認証が他の仮想通貨にも採用されることだ。虹彩認証は非常に高い精度の本人認証システムであり、その精度は指紋や顔認証より高い。

WorldcoinのOrbは直接出向かないとできないのだが、今後インターネットを通して虹彩認証ができる機器が普及すればもっと虹彩認証が普及する可能性がある。

だがWorldcoinがビットコインやイーサリアムといった上位仮想通貨をしのぐ存在になることは考えにくい。現在仮想通貨の時価総額上位はビットコイン、イーサリアム、リップル、そしてバイナンスコインなどがある。またステーブルコインのテザーも広く普及している。

これらの通貨はすでに揺るぎない地位を築いているため、Worldcoinがこれらに匹敵するような仮想通貨になることは容易ではない。しかし虹彩認証など新しい仕組みを取り入れたWorldcoinなので、今後いろいろな形で仮想通貨業界で注目されていくだろう。