ヴァンエックとプロシェアーズが申請したイーサリアムベースの上場投資信託(ETF)がわずか2日で取り下げられたことがわかった。

既報のように、ヴァンエックは18日にイーサ先物契約やカナダで承認済みのETF、イーサ私募ファンド、イーサへのエクスポージャーを持つETPなどからなるイーサリアムベースのETFを申請。プロシェアーズは、「プロシェアーズ・イーサ・ストラテジーETF」というイーサ先物をベースにしたETFを申請した。

ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、突然の撤回について、米証券取引委員会(SEC)が両社に話をして、ETFの先物ファンドを承認する可能性は低いと伝えたことを意味するのではないかと推測している。

現在、SECに提出されているETFの申請件数は20件以上に上る。

SECのゲイリー・ゲンスラー委員長は今月初め、直接的なエクスポージャーではなく、ビットコインの先物取引のみを行うビットコインETFをより好意的に見る発言をしている。