ビットコインの半減期から1週間が経過した。

SNS周りの仮想通貨データ分析企業のザ・タイ(The TIE)共同創業者兼CEOであるジョシュア・フランク氏は、コインテレグラフジャパンに対して、半減期以降でビットコインのツイート数は減少しているものの投資家心理は過去最高を記録し、過熱感もないという分析結果を明らかにした。

フランク氏によると、投資家の将来への期待を計測する「ビットコインの30日間平均センチメントスコア(Bitcoin’s 30 Day Average Daily Sentiment Score)」は、記録をつけている過去2年半以上の間で過去最高を記録。フランク氏は、「過去2.5年以上の間で投資家がこれ以上ポジティブになったことはなかった」と解説した。

(出典:The TIE「ビットコインの30日間平均センチメントスコア(点線)と価格(折れ線)」)

「ビットコイン」の1日のツイート数は半減期当日に記録した過去3番目の5万2210ツイートから減少しているものの、30日間平均ツイート数は5月18日、3万1111ツイートと今年最高を記録した。

(出典:The TIE「ビットコインの30日間平均ツイート数」)

一方、ビットコインに対する過剰な期待感があるというわけではなさそうだ。

ビットコインの「活動に対する誇大広告率(Hype-to-Activity ratio)」が過去最低を記録した。

(出典:The TIE「ビットコインの活動に対する誇大広告率」)

この指標は、特定の仮想通貨の取引高100万ドル分に対するツイート数を計測。2019年8月15日時点で、平均の「活動に対する誇大広告率」は1.02、つまり取引高100万ドルに対して1.02ツイートだった。

「活動に対する誇大広告率」が高ければ、その特定の仮想通貨に対する期待が過剰であることを示す。