米国のビットコイン決済サービスを提供するiPayYouが、スターバックスとの業務提携を発表した。

ユーザーはスターバックスのモバイルアプリを利用して、iPayYouを使い直接ビットコインで商品の購入ができるようになり、資産は自動的に米国ドルに換金される。

“Bitcoin Direct to Starbucks”と呼ばれるこのツールは、同スタートアップにより、今年のブラック・フライデーに、ビットコインユーザー向けにスターバックスのギフトカード利用サービスとしてリリースされたものの拡張版で、他の大手小売業武者向けのギフトカード・サービスと共に提供される。

 

CEO曰く: 非常に簡単で、考える必要がない

 

iPayYouの創設者兼CEO、Gene Kavner氏は、プレスリリースにて次のように語っている―

 

「スターバックスとの提携は非常に簡単で、考える必要がないものでした。現在、スターバックスは2,4000店舗を誇っており、1か月でスターバックスのモバイル決済と支払いツールを利用するしている顧客は100万人以上です」

 

ビットコインを利用してスターバックスのコーヒーを買うというコンセプトは、決して新しいものではない。2014年初めには、 流行に敏感な人や、早朝の通勤者を中心にビットコインの利用者が増え始め、最初にGyftのような企業が市場に参入を果たしている。

コーヒーがその後、ビットコインを利用するエントリーポイントとして、その座を奪った形となったが、競争の形としては、依然として使いやさすと利便性に徹底的に商店を当てたものである。

iPayYouでは、ギフトカードとして一括購入する必要がない―ユーザーは、必要な購入する額分のビットコインを送金するだけでよい。ウォレットがそれから決済を米国ドルに換金し、スターバックスのモバイルアプリ上に残高を最適に反映する。

“取引を行った後は、資産が数秒で反映されます”と、Kavner氏は続ける。

 

「弊社はビットコインを誰もが簡単に手に取れるようなものにしたいと考えています―目標は、ビットコインが当たり前に通貨として存在する未来の実現です。そこに辿り着くための最良の方法は、顧客がこの新しい形態の通貨を日常生活に取り入れ利用できるようなアビリティを提供することだと考えています」

 

アメリカのユーザーはビットコインを選んだ

 

一方で、アメリカは、消費者製品を購入するために暗号通貨を利用する主要なオーディエンスであり続けている。業界で現在運営を行っている企業における正確な数字は把握するのが困難である一方、Purse.ioは最近、同企業のディスカウント・サービスの利用者はアメリカが第一位であるとことを認めている。

Kavner氏自身が元々Amazonのエグゼクティブということもあり、今年初めのローンチから既に競合の激しい市場に参入しその勢いを拡大している。