BTC/USDT

強気派はビットコインの回復を開始しようとしているが、6月21日のローソク足の上ヒゲは、弱気派がまだ優位であることを示している。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

ポジティブな点は、6月22日に強気派が2万ドルの押し目を買っていることだ。価格が現在のレベルから反発した場合、買い手はBTC/USDTペアを22,000ドル以上に押し上げようとするだろう。そうなれば、20日指数移動平均(EMA:24,076ドル)までの上昇の可能性が出てくるかもしれない。

このレベルは強固な抵抗として機能する可能性が高いが、強気派がこのハードルを乗り越えた場合、次の目標は50日単純移動平均線(SMA:28,678ドル)だ。

一方で価格が下降に転じ、19,600ドルを割り込むと、この強気な見方は否定される可能性がある。そうなると、6月18日の日中安値17,622ドルを再試行する見通しが強まる。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は6月18日の日中安値881ドルから反発したものの、6月21日の1194ドルで下げに転じた。これは、弱気派がまだ諦めておらず、上昇時に売り続けていることを示唆している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

強気派が現在のレベルを弱気派に譲らずに保持できれば、ETH/USDTペアは再び20日EMA(1368ドル)までの上昇を試みる可能性がある。下降トレンド時には弱気派が20日EMAを守る傾向があるため、この水準は注目すべき重要なレベルだ。

20日EMAから下降に転じた場合、弱気派は再び1000ドル、そして881ドルまで引っ張ろうとするだろう。この水準を割り込むと、下降トレンドの再開を示唆することになる。一方、強気派が20日EMAを上方へ押し上げると、同ペアは1700ドルまで上昇する可能性がある。

XRP/USDT

リップル(XRP)は、ここ数日、0.28ドルから0.35ドルの間でレンジ相場を形成している。これは、強気派と弱気派の間の均衡状態を示唆している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

レンジ内で過ごす時間が長ければ長いほど、そこからのブレイクアウトは強くなる。価格が下降を続け、レンジのサポートである0.28ドルを割り込んだ場合、下降トレンドの再開を示唆する可能性がある。

RSIは正のダイバージェンスを示しており、弱気派の勢いが弱まっていることを示唆している。強気派が0.35ドル以上に価格を押し上げた場合、新たな上昇が始まるだろう。その後、XRP/USDTペアは50日SMA(0.41ドル)まで上昇し、ここを抜ければさらに0.45ドルへ上昇する可能性がある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています

【関連記事】
株を売るタイミングは?チャートから利確を判断する方法
買いを入れるタイミングは?実際のチャートで解説【株式投資】
チャートの見方・基本を解説【初心者向けテクニカル分析】
損切りのタイミングと損切りしないとどうなるか解説
どの銘柄をいくら買うべき?ポートフォリオとアセットアロケーション【分散投資】
積立投資をしよう!仮想通貨にも有効なドルコスト平均法とは