オンラインマーケットプレースにおける分散型調停の必要性

オンラインマーケットプレース業界は今どこに向かっているのだろうか?最早分散型である必要はないのだろうか?

完全な分散型マーケットプレースとして知られる、OpenBazaarのプロジェクトリーダー、Brian Hoffman氏と、BraveNewCoin、ヘッドオブリサーチ、

Tone Vays氏に今回コインテレグラフは話を伺うことが出来た。

Brian Hoffman氏はどの程度メインストリームに食い込むことができるのか、今後の動向について語っている。

 

市場参入度

 

コインテレグラフ (以下CT): OpenBazaarの参加者はベテランセラーが多いのでしょうか、それともOpenBazaarで初めて出品するという方が多いのですか?

 

Brian Hoffman (以下BH) 氏: そのどちらもいらっしゃいます。エントリーに障壁は一切ないので、初めて売りに出そうとしている方が多くいると思います。セットアップはシンプルで迅速に行うことが出来ますし、ユーザーの多くにとってはビットコインを入手し実際に使うことは初めての経験ではないでしょうか。

 

CT: 従来の中央集権型のマーケットプレースからOpenBazaarにバイヤーやセラーが移ってきている実感はありますか?

 

BH: そういったマーケットプレースに加えてOpenBazaarの利用を考えている方は多くいらっしゃいますが、完全な移行を考えている方はまだ多くはありません。売り手にとっては、管理できる範囲で多くの場所で販売を行う方が賢いと思います。

 

分散型調停

 

CT: ユーザーの中には中央集権的な機関が存在しないことで、オンラインマーケットを利用していて避けられない問題が浮上するなど、二の足を踏み利用に踏み切れない人もいるとお考えですか?

 

BH: 技術的問題はありますがかなり上手く行っていると思いますし、分散型調停へ新たにシフトするコミュニティは増えてきています。完璧ではありませんが、好意的なフィードバックを得ていますし、それに応じてシステムを調整しています。

 

メインストリームへの参入

 

CT: OpenBazaarがメインストリームへ参入することで将来的にどのような変化が訪れることを期待していますか?

 

BH: 最も大きなハードルは、売り手がオフラインになった場合でも格納するデータを確実に利用可能な状態にすることです。この機能はIPFSと共にまもなく実装予定で、その時にはモバイル版とウェブ版に拡大して提供しようと考えています。そうすればデスクトップアプリ以外にも選択肢が広がりますし、全てのユーザーが利用できるだろうと期待しています。

 

不必要な分散型化

 

コインテレグラフはまたBraveNewCoinのヘッドオブリサーチ、Tone Vays氏にも話を伺っており、同氏はオンラインマーケットプレース業界における分散型化の必要性を疑問視しているようだ―

 

「私は仲介業者が悪者だとは考えていませんし、分散型化が必要な業界というのはとても限られていると思います。最も大きな問題は規制と決済の転送方法ですから、こういった問題が対処可能である限り、多くのプロジェクトが非効率なものになってしまうDAOのようなものには必要性を感じません。ビットコインが既に決済をより手軽なものへと変えてしまっていますし、組織が法律に準拠したサービスを提供しているか、現行のレギュレーションの中で、競争を促進するような押し戻しがあるのであれば、経済を発展させる上ではそれだけで十分です」


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