著者 クラーケン・インテリジェンス

クラーケン・インテリジェンス(Kraken Intelligence)は、クラーケンのリサーチ・チームであり、事実とデータに基づく仮想通貨関連の本質的で実用的なレポートの配信を目指している。伝統的な金融市場と仮想通貨市場の双方での知見を活かし、毎日の相場分析メモであるOTC Dailyや月間レポートなどで、最新の業界動向についてコンテンツを生み出している。

ウクライナ情勢、高いインフレ率、利上げの影響などマクロ経済の見通しに不透明な状況が続いているが、ビットコインと米国株との相関関係が高い傾向は継続している。

1月以降、ナスダックとS&P500に対するビットコインの相関係数は、それぞれ0.76、0.62と歴史的に高い水準を記録している。1月はそれぞれ0.69と0.44であり、2月はここからさらに上昇した。2月下旬は、ロシアのウクライナ侵攻が報道された。

ビットコインとリスク資産の相関関係(ナスダックが水色、S&P500が紫色)  出典:Kraken Intelligence

一方、ビットコインとリスクオフ資産の関係をみてみると、米国債との相関係数は0.66から0.72まで上昇したが、金との相関係数は低下した。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。