ニューヨーク市長に選出されたエリック・アダムス氏は、学校のカリキュラムに仮想通貨教育を取り入れるべきだと主張している。

アダムス氏は、7日にCNNの「State of the Union」のインタビューに応じ、仮想通貨を「全世界で商品やサービスを購入するための新しい支払い方法」と表現し、ブロックチェーン技術やデジタル資産がもたらす「新しい考え方」を学生に身につけさせるよう、地元の学校に呼びかけた。

アダムス氏はさらに、若い有権者の間では仮想通貨に対する認識が驚くほど低いという話も紹介。「ブロックチェーンやビットコインの話をすると、道行く若者が立ち止まって『それは何ですか?』と聞いてきた」という経験をしたという。

また、ニューヨークの企業がビットコイン(BTC)やその他の仮想通貨を支払い手段として受け入れることを奨励する計画を示し、「慎重」かつ「正しく」行うと述べた。

アダムス氏のコメントに対して、ソーシャルメディア上の仮想通貨コミュニティからはさまざまな反応が寄せられている。

ユーザーの nimadows氏は、学校のカリキュラムに仮想通貨の勉強を取り入れる必要があると述べ、新しい投資家はデジタル資産市場に挑戦する前に「開かれた心と十分な知識」を身につけるべきだと主張した。

一方、InnocenceCapit1氏は、仮想通貨を「投機的なゴミ」と表現し、この提案を批判した。学校では、「数学、歴史、科学、言語、そして実際の金融の概念を最初にうまく教える」ことに重点を置くべきだと主張した。

次期市長の政策綱領には、ニューヨーク市を米国の仮想通貨ハブにすることが含まれている。アダムス氏はこのほどあったブルームバーグのインタビューで、マイアミコインと同様のシティコインをニューヨークに設立することを検討する予定だと述べた。