仮想通貨ビットコイン(BTC)が1万9000ドルを突破する中で、グーグルでビットコインと検索するユーザーの数が増えている。機関投資家だけではなく、個人投資家の仮想通貨に対する心理も着実に改善してきているようだ。

(出典: Coin360

ビットコイン投資家心理

実は、ビットコインの過去最高値はざっくりと2万ドルと考える風潮があるが、細かく見ると議論の余地がある。例えば、コインベースでは1万9892ドル、ビットメックスとバイナンスでは、それぞれ1万9891ドルと1万9799ドルとなっている。

SNSから仮想通貨投資家の心理を分析するザ・タイによると、1日あたりの投資家心理スコアは最近の2、3日で低下傾向にあり、節目の50に迫っている。

(出典:TheTIE「ビットコイン価格と投資家心理スコア」)

投資家心理スコアは、過去24時間で投資家の心理がポジティブだったかネガティブだったかを測る目的で作られた。50を超えたらポジティブと考えられる。

ザ・タイ創業者であるジョシュア・フランク氏は、次のように分析した。

「1日あたりの投資家心理スコアは、ビットコインが1万6000ドル付近で推移していた11月16日以降でポジティブ(50超え)だ。ポジティブを維持するためには、会話がもっとポジティブにならなければならない。過去20日間でポジティブだったとしたら、50を維持するために過去24時間でもっとポジティブにならなければならない」

一方、グーグルのビットコイン検索数も増加傾向にある。

(出典:Google Trends「ビットコインの検索数」)

ビットコインの検索数は、今年最高水準にある。ただ、バブル期の2017年12月に比べるとまだ検索数は少ない。

翻訳・編集 コインテレグラフ ジャパン