ポンドの買い戻しが強まっている。ポンド・ドルは昨日1.3083ドルまで買い戻され、本日も13時時点で1.308ドル前後での推移となっている。30日の英中銀の利下げ懸念は強いものの、1.30ドル割れでの押し目買い意欲が強かったことから、テクニカル的な買い戻しが入っているようだ。

また、ポンド円も144円前後での推移となっている。昨日のNYダウが267.42ドル上昇して過去最高値を更新するなどリスクオンの地合いとなっており、低リスク通貨とされる円に売り圧力がかかっているためだ。

本日は18時半に12月の小売売上高が発表される。予想は前月比0.5%。同指数は個人消費や消費者信頼感とも相関性があり、イギリスの消費動向を確認する指標として重要だ。予想より高い結果となれば、ポンドの買い材料になる。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ 143.50~145円

ポンド・ドルのチャートは以下の通り。

20日移動平均線(1.3075)や一目均衡表の転換線(1.3083)が上値抵抗になっている。これらの水準を抜けるかが焦点となりそうだ。次に、ポンド円のチャートを確認してみよう。

ポンド円は、一目均衡表の雲の上限に沿って上昇。転換線144.405円を抜けると、買い戻しの勢いが強まりそうだ。