著者 中村 孝也(なかむら たかや)Fisco 取締役(情報配信事業本部長・アナリスト)

日興證券(現SMBC日興証券)より2000年にフィスコへ。現在、フィスコの情報配信サービス事業の担当取締役。2000年代前半の新規上場(IPO)ブームの際には、IPO担当として1,000社を超える企業の調査・分析を手がけた。Zaif(カイカエクスチェンジ)の親会社であるカイカエクスチェンジホールディングスの取締役なども歴任し、フィスココイン(FSCC)のバリューアップ責任者を務める。

(出典:Zaif「ビットコイン/円」)

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330万円程度まで戻ることができれば、需給が改善、目先400万円程度までの上昇も視野に入るという状況であったが、週足、日足チャートともに、300万円強の抵抗線トライは弾き返された格好となっている。調整トレンド一辺倒という状況は既に変化しており、今一度300万円強にトライできるかの仕切り直しになる。

一方、直近安値250万円程度まで調整してしまうようであれば、引き続き調整が継続という見方になる。最高値から三段下げとなり、いったん調整終了の下値を探る格好だが、200万円まで調整するのかに注目が集まろう。なお、2021年11月から22年1月の一段目の下げの値幅は約400万円であり、3月の戻り高値594万円からトレースすると、200万円程度が下値めどとしては算出される。一度200万円まで調整した方がチャート上、奇麗ではある。

なお、変化しやすい日は9月22日頃となる。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。