著者 中村 孝也(なかむら たかや)Fisco 取締役(情報配信事業本部長・アナリスト)

日興證券(現SMBC日興証券)より2000年にフィスコへ。現在、フィスコの情報配信サービス事業の担当取締役。2000年代前半の新規上場(IPO)ブームの際には、IPO担当として1,000社を超える企業の調査・分析を手がけた。Zaif(カイカエクスチェンジ)の親会社であるカイカエクスチェンジホールディングスの取締役でもある。

(出典:Zaif「ビットコイン/円」)

ビットコイン テクニカル

ビットコイン価格は2020年からの上昇トレンドラインに加え、雲下限である400万円近辺まで調整し、いったん反発が観測されるタイミングと想定されるとしたが、切りの良いところで反発できた格好。支持線1である400万円強から抵抗線Aとなる500万円強が再び意識されるか、もしくは新たなもち合いレンジの形成がなされるのかが注目される。

日足に眼を転じてみると、現状の500万円程度で日柄の調整となれば、雲を上抜けやすく、上への動きが出やすくなる。

なお、上昇トレンドが否定されていないことから、大きなボックス(2021年4月高値から6月安値の倍返し)1,100万円弱も1つの上値めどとなるが、その達成には時間を要する状況ではある。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。