仮想通貨イオス(EOS)の開発企業ブロックワン(Block.one)が、EOSIOブロックチェーンを利用する開発者支援のため150万ドル(約1億6400万円)の補助金プログラムを開始した。

ブロックワンの投資部門EOS VCは12月17日、新たな資金調達の仕組みとして「EOS VC開発援助プログラム(EOS VC Grants Program)」を発表。さまざまなプロジェクトの申請を受け付け、その資格を認めたものにそれぞれ5万ドル(約548万円)相当を提供する。EOSIOコミュニティに多くの開発者を呼び込むとともに、従来の資金調達ルートでは資金を得られない可能性のあるプロジェクトに貢献したいという。

またEOS VCによると、EOSIO関連の他の投資とは違い、所有権の条件なしで提供するそうだ。

従来の資金調達方法にはアクセスできないプロジェクトにも道を開く

EOS VCのマイク・アレクサンダーCEOは、今回のプログラムにより、ブロックワンは「従来の資金調達ルートにはアクセスできない可能性のある」EOSIO基盤のプロジェクトをサポートする新たな方法を用意したと述べた。

「新たな手段を提供することで、EOSIOコミュニティ全体にチャンスが広がり、初期段階のベンチャーによる開発が促進される」

ブロックワンのブレンダン・ブルマー(Brendan Blumer)CEOは、「EOS VC開発援助プログラムを通じて、新たな創意工夫と想像力でEOSIOエコシステムを豊かにするため、多くの開発者に力を与えたい」と説明した。

なおEOS VC開発援助プログラムへの申請は、12月17日より受け付けている。EOS VCのサイト上にある項目や書類に必要事項を記入し、提出するというシンプルなものになっている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン